喫茶店。

しぶい喫茶店をみつけた。
いま福井にいる。明日から高校生たちの芝居を見るのだ。
東京にはないひろさ。ジャズのＢＧＭ。ほったらかしの閑散とした机の広がり。
ああ。ここにずっと粘っていたい。
だけど明日からたくさん芝居を見るのだ。はやくねるのだ。

ありがとうございました。

松山での公演が終わって時間がかなりすぎてしまった。
報告が遅くなってしまって申し訳ありません。
無事終了しました。
みんながんばった。まちがいなく、あんなにがんばったという人たちはあの日、日本列島でもそんなにたくさんいないというほど、がんばった。感謝。感謝。たくさん、感謝。
私はこの調光卓の横の席で背中に汗をかきながら、こぶしを握りながら舞台を見つめていたのでした。
これも思い出というものにいつかなってしまうのかな。
思い出なんかいらない。思い出がにくい。



松山で僕を支えてくれた猫。彼女も思い出になるのだきっと。思い出がにくい。

今日！

本番前日の稽古。
あせもかかないような緊張、はりつめた時間。
そして、今日、ここに人がたくさん来る。

今週末

すてきな演技というのは写真には写らないものなのだ。
考える役者たち。
考える役者たちの会話。
すべて、写真に写らないのがもどかしい。
今週末、本番だ。

稽古は

充実した稽古、っていうのは写真には写らない。

承知していてもシャッターをきってしまう。

そしてかろうじて写ったのだ。このなんだかよくわからない動きをしている手、ぐるんぐるん回転している手は、この、稽古場の、なにものか、の、それなのだ。