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小雨。春を確実にひきよせるような雨が降る。こんな雨の中でも、賀茂川のかもたちはちゃっぷん、ばっしゃん、と忙しく水の中にもぐり、空中から着水、じっと見てるとこれがちっとものんびりしていない。大騒ぎだ。
油断するとひどい寒い日だったりするからと不精にも真冬のダウンをかぶったまま自転車をこぐと街の人の気配からまるっきり浮いてしまってるのに気づいたりする。
かもは真冬と同じ、ちゃっぷん、ばっしゃん、とおおはしゃぎだ。
広島で、私の台本の抜粋を上演してくれる団体がいる。
どうか皆さん。見にいってあげて下さい。
見たら彼らにきっと暖かい励ましをあげてください。
CTTとは役者たちが伸びるための地道な企画なのです。
僕は残念ながら上品芸術演劇団の追い込みの稽古で見にいけないのですが、彼らを応援したい気持ちはもう川を何本も越えて本州の西の端まで届きそうな勢いです。
くわしくは
http://hiroshima-egk.jugem.jp/
まで。
……………………………………
C.T.T.Hiroshima Vol.2 2008年3月試演会開催
C.T.T.Hiroshima vol.2!!
日時*2008年
3月
15日(土)18:30
16日(日)14:30 ※開場は30分前です。
場所*山小屋シアター
上演協力金*900円
~参加~
★劇団無色透明
タイトル:「純喫茶マツモト~ジン派」※一部抜粋
作:鈴江俊郎 演出:藤井友紀(黄金山アタック)
出演:岩崎きえ 西川みさ(客演)
また雪だ。
うれしくってたまらない。
ほんとに雪国の人にはもうしわけないのだけれど、
雪が積もるたびに僕の家の近所では形の悪い雪だるまが軒先にいくつも出現して、その家にはちっちゃい子がいるんだぞ、ということを示してくれる。
雪だるま、ってよんでもいいような形の真ん丸いふくよかそうなものを、残念ながら今年に入ってから僕は目撃したことがない。雪イワ、雪げんこつ、雪ぎざぎざ、雪つちまみれ、そんな名称で呼んだほうが「ああ。さっきみたあれ?」って了解してもらえそうな、そんな雪のかたまり。
あきないのだ。きっとあの子たちも。降るたびに「うわーい」ってな調子で外に飛び出してしまう。で、さんざん苦労したあげくにいびつな形の雪げんこつしかできあがらなかったけれどなんだか不当にも彼らは満足し、そしてその場を去っていく。気づかなかったけれど指先はもうほとんどしびれたみたいに冷たくなって。雪って氷の小さい粒だったのだ。
街がやさしく真っ白になる。
細い自転車のタイヤが真ん丸く太くなる。
下から見上げると、そんなことをしでかしにくる奴らの意志を感じる。
まるで雪の日しかここにはないみたいな写真の並べ方になってしまって申し訳ないけれど、
雪の日は気持ちいいのです。雪国の人でさえ、雪はきれいだと思う、ということがあると最近知ったから、ちょっと勇気が出る。雪の日の景色はよいなあ。
私の母親も父親も雪国育ちで、雪を恨むような発言ばかり小さい頃から聞いていたから、世の中の半分くらいの人は心のそこから嫌いなのだろう、と遠慮しながら白を楽しんでいたのだけれど、最近、母が「私は目が悪い」という。いや全然視力で困ったことのない人だ。「雪を見つめすぎたから。小さい頃。だから雪の日はまぶしくてものが見えにくい」と。見つめすぎたって?嫌いなのに?「……大好きやなあ。雪景色。」できすぎたような、テレビのたびのコマーシャルみたいな台詞を吐きました。びっくり。
まぶしい晴れの日に真っ白な雪の中で遊びまくると「目が焼ける」というような状態になるという。母の目は小さい頃そういうことになって、それ以来苦手なのだ、という。だけどそれは「見たいけれど見ちゃいけないストレス」というような苦手具合なのだ。
雪が嫌い、ってつまりそういう具合の嫌いさなのだということか?
いや、複雑で雪国の人の気持ちはそれでもつかみきれない、はかりしれない。
雪国にいる友にやたら「どんなことになってる?」とメールで聞きまくってしまうこのごろ。
私の近所は真夜中、雪が降るとこんなんなってます。
私の家の近所は積雪です。
でもほんの200-300メートルも下れば、……京都では南に進むことを「くだる」といいますが、下れば、それは標高を十数メートルほど下がる、ということにもなるので、雪は積もってません。
私の家の近所では空気のすき間いっぱいに雪が、雪が、雪が、っておぼれそうになるような雪でも、ほんの500メートルほど下れば、ただの曇り空だったりする。
そんなのが京都市内の様子です。
不思議な感じは、やっぱりする。こんなに長く住んでいるのに、この風景の移り変わりが。
写真は、みぞろがいけ。深泥池。
これはもう、絵葉書が現実になりましたか?というような見事な景色になりました。
とびっきり寒いこんな日に、はるばる来てみてこそ見られる絶景、というものが確かにありますな。世界には。と確認できるような稀有な季節。稀有な場所。
坂口修一君というちょっとこれが、すごい役者がいる。
とにかくすごくたくさん芝居に出るのだ。
もうそりゃとにかく、たくさん。
もちろんそりゃ上手だから声がかかるのだけれど。
あれ。この前これに出てたと思ったら今あれに出てるよ。
とにかく客演本数の多いこと。多いこと。多いこと。
そんな彼が、それに加えて、週に一回、一年間通して、年間何十ステージ?芝居してる。自分が主宰する企画で。「火曜日のシュウイチ」。どこまでやるのだ?
疲れたでしょ。こりごりでしょ。ときいたら、
いや、僕はまだまだこんなの……
とさみしげにつぶやいた。まだやりたりないのだ……!
という彼の心意気に感動して、書いた芝居が間もなく上演されます。
今稽古中です。
一人芝居って稽古が二人きり。さしむかい。一対一。みつめあい。ささやきあい……濃密で。おっさん二人の濃密な稽古はたまらん。たまりません。だれかたすけて
冬なのにこんな熱そうなおじさんです。
って、夏に撮った写真だけど。
火曜日のシュウイチはトップページのリンクからどうぞ。