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いいお芝居をみた。
桐朋短大の専攻科学生に対するワークショップ。その成果発表の20分。
「山下君が死んだ後のこと」だっけ。タイトルはあるんだろうけど、実は20分しか存在しないショートシーンでしかない作品。柳沼昭徳・作演出。
こじんまりした狭い空間。見下ろす客席。すぐそこにいる役者の気配。感じていることは人は口に出さない、快活そうなやりとりなのに心がとんがっていることはありありと伝わってくる。このとんがり具合はとんがればとんがるほど人は、心にもないことを話すのだ。
どうしてだろう。この小さな作品が、小さいからだろうか。役者との距離がこんなに近いささやかな成果だからだろうか。この作品がこれ以上のなにか、名誉や金銭やヒットや、そういうものを求めていないまさに「存在する」ためだけに存在している、そのたたずまいだろうか。その中で、しかも、表出もされずに内向している思いが、とても涙腺に来る。困った。
片付けの前のひと時、役者と演出をぱちり。カメラまで涙。はっきりうつしてくれないよ。ほんとです。
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後藤さん、湯川さんの事件は大変残念だ。
しかし今、その事態を利用して政府・マスコミはどんどん好戦的な動きを加速しようとしている。「やられたらやりかえせ」?どんどん暴力的にやろうぜ、という意見をあおってくる。そちらの方を、むしろ私たちは警戒しないといけない。
「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」
http://ref-info.com/hanyokusan/
というものが出された。
私も遅ればせながら賛同人になった。
安倍首相は中東の国々を訪問する前から、二人の日本人が人質になっていることは知っていた。なのに、イスラエルを訪問して、有志連合を支援することを表明した。2億ドルの支援は「『イスラム国』と闘う周辺各国に」と明言してしまった。名指しで挑発したのだ。
その挑発に対してあの集団が暴力で応えた、というのが実際の流れだ。人質事件に対応する対策本部をヨルダンに置いたのも疑問だ。強硬に敵対している政府側の地になぜ置く?どうして中立的な立場の場所に置かなかったのか?つまり、挑発、そしてまた挑発、……と日本政府が繰り返したあげくに暴力的な事態が生じた、という流れだと言ってもいい。ん?これは?なにかどこか80年前?もっと前にもたくさんあったいろんな戦争を始める時の大日本帝国の軍隊がやったやり方にとっても似てないか?
いつだって戦争は「やられたから」「自衛のため」という口実で始めさせられる。
のちの歴史ではどう語られるだろう。いま政府を批判しないことは、どういう流れをつくることになるんだろう。よくよく考えてみたい。
あえて、いま大きな声で言わねばならない。集団的自衛権には反対だ。
戦争に参加するあらゆる口実に反対する。政府の動きに反対する。
おちついて、考えてみたい。
固い芽。もうすぐほころぶ。