戯曲の講読、上演許可の連絡などは office白ヒ沼 までどうぞ。
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ゴーヤが芽を出したところ。よく見ないとわからないけれど。
種をまいてからほったらかしにしてあきらめて3週間、いやもうひと月になる頃だろうか。今朝みたら、大きな種のからをあたまにのっけたまま、もこもこと芽が土に顔を出してきた。
芽を出してきた、っていう瞬間はいつも感動的だ。
大きな種をあたまにのっけたまま、っていう様子がなんというか未熟と前段階の残滓をひきずりながらしかしそれをものともせずに強引に進む、変身しようとしているそのものの力を、決意を、彼自身は気づいていない無自覚な美を、……そんなことを感じてしまう。大げさすぎる。はい。わかってます。だけどこいつは今、「種」っていうものから「芽」っていう形に変化した。変身した。やがて「種」を捨てて、一人前の顔して「植物」になっていく。虫や病気が待ち受けているかもしれないこの恐ろしい外界に。でていく。
弁証法、ってものの考え方を勉強するときに例になっていた、「量から質への変化」「矛盾の包摂」「矛盾の超克、止揚、アウフヘーベン」!!ああ。まさにこいつはそのそれを。
専攻科の試演会、まもなく。どこまで我々は変身できるのか。
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