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戯曲の講読、上演許可の連絡などは office白ヒ沼 までどうぞ。
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私の台本を上演してくれる劇団がある。
ささやかな、けれど確かにこんな時間がある。それは世界のどこか、ささやかな時間につうじている。そんなことが、きっと書きたかったことだったような気がする。少しさむい。そんなチラシ。すてきな。

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大学の授業で、たまたま在日外国人のこと、きもち、状況など話すことが多い。この際、勉強だと思って本も読んだ。図書館で借りて。岩波新書「在日外国人 第三版 ――法の壁、心の溝」。
先進各国の選挙権の扱い。10年ちょっと前まで存在した指紋押捺を強制する制度のこと。日本は少数派である外国人への扱いが冷淡な国、冷たい国だと言える。それが淡々とよくわかる。よくわかって、あらためてショックを受けた。無関心、傍観、どちらの態度を私たちがとったとしても、だからといって自分がイノセントだ、ということにはならない。なにもせず放置している多くの人がいる。そういう光景の中を、当事者は歩いている。放置し、知らないふりして歩く多くの人の波のことを、その人たちは恐怖に感じてしまうのなら、恐怖を与えているのは多くの「無関係」な人たちだということになる。ならざるをえない。私はなにか考え、動かないといけない、と考えるのは自然なことじゃないだろうか。
そんな読書。空のさけめ。
私の台本を上演してくれるチームがある。
劇団ちゃんと。
つい先日学生たちとも話したのだけれど、劇団というものを、ちゃんと、やることって意外とむつかしいのだ。だけどそれはとっても大切なことだと思ってる。上からの指示や指導や強制にまかせず、依存せず、仲間で、対等な関係で、自発的に、徒党を組んで、動く!これは大げさなことを言うと革命のための基礎体力講座のようなものじゃないか。うん。世界を変えるのだ。社会を変えるのだ。そのためには私たちが変わるのだ。きちんと。ちゃんと。
などと勝手に妄想はあちこちに発展し。

がんばってほしい。みなさん。





東京電力の幹部や国の関係者の刑事責任を問う告発人に、私はなった。全国14,716人のひとりだ。
地震の多いこの国で、大きな地震が来たら、メルトダウンの事態になるよ、放射能が大量に漏れる事態になるよ、ってことはまえからわかっていた。学会の権威がそれを報告し、予言し、警告し、対策を求めていた。しかし知っていながら彼らは無視したのだ。放置したのだ。放置したから放射能は大量にもれた。これは重大な刑事罰をくだされるべきことだ。

「地震がきた、想定外だった」とは彼らのワンパターンの言い方だが、そんなのまったくうそだ。そして彼らはいまだにずっとうそをつき続けている。

検察庁が「彼らは有罪だ」と訴訟を始めないと、彼らはずっとまだまだ野放しになったままでいる。訴訟を始めろ、と訴訟を要求するのが「告発する」ってことだ。それを私がしたのだ。14,716人がしたのだ。

けれど
検察庁の判断は「全員不起訴」。
「訴訟はしなくていいと思うなあ、悪いことしてないと思うなあ、」って返事だ。

ろくな調査も捜査もしなかった。国家権力の一員として、同じ国家権力仲間をかばったのだ。法の精神にだけ忠実に、巨悪もさばく役割があるのに、過去は巨悪を思い切ってさばいていたのに、この堕ちた状態。
しかし励まさないといけない。彼らの心にだって良心は潜んでいる。チクチク胸は痛んでいるはずだ。そこに呼びかけつづけるのだ。大勢で。
「検察審査会」というのがある。検察庁が不起訴にするのはおかしくないか?と思ったらそこにうったえて、もう一回考え直すチャンスがある、ということだ。次はその手続き。皆さんもいっしょにうったえていきましょう!

いま、放射能はたれながされ続け、事故の原因もまだ明らかではない。なのに、また原発はそのまま再稼働されそうになっている。あきらめようったってあきらめられるはずがないおそろしいことだ。
事故したんだけど、ガソリンもれてんだけど……トラックのブレーキがどっかおかしいと思うんだけど……まあわかんないけどそのまま乗っていきましょ、って言われて乗っていけるおっちゃんがいるのか?


私の脚本を上演してくれる団体がある。
鋭角的に、風景をきりとる映像的な感覚。
そんな上演を想像したけれど、どんなふうになるんだろうか。
とってもたのしみだ。
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