戯曲の講読、上演許可の連絡などは office白ヒ沼 までどうぞ。
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海はこんなに輝いて、喜んでるみたいだ。
第9回愛知県芸術劇場演劇フェスティバル」グランプリ賞を、演劇ユニット昼ノ月が受賞した。「顔を見ないと忘れる」だ。
すばらしい。そしてありがたい。
一般公募によって選ばれた審査員の採点によるグランプリ賞、ということがほんとに貴重なことに思える。平均年齢43歳、幅広い年齢の男性13名、女性15名の投票によって決まったのだ、ということがとても貴重なことだという気持ちになれる。
演劇が一部のオタクの趣味みたいなジャンルになったらつまらない。「誰にでもわかるものでなくてよい」なんてことになったらつまらない。一部の「玄人」「専門家」だけにしか理解できないものになったらそれはもう今まで僕の愛してきたあの興奮とはべつのものだ。
と思って、なんとなくこんなのははやりじゃないのになあ、と思いながらも進んできたのだ。だけど誰にもわかるように作る、というのと、誰にでも媚びる、というのとはちがう。誰にも媚びないで、媚びないで媚びないで、と念じるように、質のよいものを、よいものを、いや、だいたい「よいもの」ってなんだ?と揺らぎながら、作ってきた作品だ。
ありがたい。
ますますがんばらないといけないのだ。
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私の台本を上演してくれる劇団が北海道にある。
北見。
オホーツク海に近い街。
昨年10月に「ホテル山もみじ別館」という私の書き下ろし作品を上演してくれた人たちだ。自分達が管理する稽古場を劇場にして公演までしてしまえる人たち。近所の釧路、帯広という都市の劇団と連帯して演劇祭の根拠地にもできてしまう人たち。近所っていったって本州の感覚だと県をひとつまたいでしまうくらいの距離だけど。いやいやなんといってもとはいえやはり、とてもうらやましく、そして尊敬できる活動をされていた人たち。「ホテル山もみじ別館」という作品は上演の成果もそれはそれはすばらしく、私としてはなんとかしてこの人たちにほかの土地でも再演してほしいと切に願っているところなのだ。
ところが経済的に豊かな条件ではない私たち演劇人にはよくある話だが、取り巻く状況のためにその稽古場を失ってしまうかもしれない、というニュースを聞いたのがその冬。成り行きを心配していたのだが、なんとこのたび、そのピンチを乗り切ったとおっしゃる。その記念公演、ということなのだ。稽古場は維持され、そして劇場としても動ける、ということなのだ。
その再出発の一つ目の公演に選んでもらえたというこの名誉。
私は演劇ユニット昼ノ月の二人芝居を持って、この夏、この劇場で公演を行う。ちいさな、だけどすてきなこの空間をあっためるのは、ここにつどう人、人、人。人の体温が最高にきく熱源だ。
さあ。全国どこからでも出かけてはいけないという決まりはない!
くわしくは
http://homepage.mac.com/nyaruha/bane/stage/09kmz/09kmz.html
まで。
先日上演された愛知での「顔を見ないと忘れる」。
批評記事が中日新聞に掲載された。
感謝。
安住恭子さんの誠実な人柄が、にじみでるような筆致。
ほか、愛知ではいろんな小さな(失礼!)媒体が、上演された演劇についての言論をさまざまに掲載してくれている。「七ツ寺演劇情報センター発行『SD通信』」。「名古屋劇場ジャーナル」。この芝居についても書いてくれている。ありがたいです。演劇を作る側だけではなく支える側の熱は、この土地では高い。なんとか形にして熱意を示そうとする姿勢が、うかがえるのに少し驚く。
そうだ。そうなんだ。ひとりでも多くの人が、自分の考えや感じたことを世間に堂々と表明しようとすることはそれだけでも貴いことだ。
できることなら匿名でなく顔を見せて、手を握り合って、声の響きや体臭を感じあってつながりあっていけたらすばらしい。変化し、連帯し、社会を自分達のもとに取り戻すためのつながりを。励まされる思いがする。
東山青少年活動センター 広島、東京の若者と交流しようワークショップ09.3.27.が無事に終わりました。
いやあもうたっぷりと準備されたふたり芝居が二本。地明かり、素舞台での上演、のはずなのに、いや実際そうなのだけれど、役者の立ち位置の工夫、声のちょっとした小ささ、そんなことのおかげでこんなにもニュアンスが豊かになる。……企画した側のくせに申し訳ないけれど「もうけものだったなあ」というのが率直な感想です。
ここまで稽古量を積んだ完成度の作品を見られるとは思っていなかった。いや、もちろん頑張ってくれる人たちだとは知っていたけれど、なにしろ地元を離れて初めての芝居体験をすることになる彼ら。上演中、きっと役者に負けないくらい汗をかいていたのは私です。……ほっとした。入場料の500円が謙虚な値段に感じられたお客さんは多いのじゃないだろうか。自画自賛。自画自賛しよう。プロデューサーっておもしろい仕事だなあ、と感じてしまったのだ。
……次、なにを企画しようかな。新しい才能を、世間が発見する前に発見するっていうのは実は楽しい仕事だ。すでに世間で評判になってる才能を尻馬に乗ってほめるのはたやすい。だけど見つけてくるのは骨が折れる。そうなのだ。
さて。
いろいろやっているうちに、あっという間に今度は私たちの頑張る番だ。
演劇ユニット昼ノ月「顔を見ないと忘れる」愛知公演。
愛知県芸術劇場演劇フェスティバル参加!
09年4月18日(土)13:00/16:00/19:30
19日(日)13:00/16:00
―→くわしくは昼ノ月ホームページまで。http://hirunotuki.ojaru.jp/
稽古は進行中だ。どしどし予約、待ってます!