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ビルが、でたらめのようででたらめじゃないのだ。無秩序のようで無秩序じゃない。
様々な形の屋根が確かにそこには並んでる。だけど、並んだときに う と美を感じるように、なってしまってる。
あれは、偶然だけじゃない。そう見える。狙わないで、図らないでああいうふうにできるものではない。そう思える。
金儲け主義、金が第一主義、拝金主義、資本主義の権化、っていうのは悪口のいいすぎだ、といいたくなる、この違い。違いとは、京都の町並みとの違いのことだ。東京の町並みとの違いのことだ。人々が、自分のビルがやすく建つように、とか、目立つように、とか、そういう自分のことばっかり考えて、それ以外のことは考えないでビルを建てると、集まると京都になる。東京になる。無秩序、醜い。でもニューヨークの彼らには余裕がある、というだけじゃない、見識がある。といいたくなる。はからいがある。目に入ってくるものは美しいほうがいいじゃないの?と当然のように考えるからこうなるのだ、といいたい。
日本の街も、なんとかしましょう。
電柱、埋めましょう。ビルは、勝手に建てられないように条例を作って。美観は街にとって無形の財産だ、その優先順位は高いのだ、ということにしようよ。
とうなっていた休憩場所の足踏み。
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