戯曲の講読、上演許可の連絡などは office白ヒ沼 までどうぞ。
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
最新コメント
最新記事
(02/08)
(01/24)
(01/23)
(01/17)
(01/10)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
白ヒ沼
性別:
非公開
ブログ内検索
フリーエリア
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
すごい上演を見た。
演技のワークショップ、一年間の締めくくりに、課題の発表をお客さんを入れてやってもらったのだ。3本で1時間ほど。
ひとりしばい。なまのピアノがときどき伴奏になり、間奏になり、主唱ともなる。たいていピアノやらギターやら、なまの楽器の演奏は演劇の演技とは折り合いが悪くて、演技を圧倒してかき消してしまうのだけれど、今回の場合は違っていた。役者の演技はそれほど力量のあるものだったし、ピアニストはその力を演技を引き出すために使ってくれていた印象。
私はなにも演出らしい手は加えていないし、むしろ「この台本、おもしろいからやってみたら?ピアノとか弾いてくれる友達いないの?ときどき弾いてもらったりしたらさ。いい感じになるんじゃないの?」と年末なのに無責任に無理難題を提案しただけだ。だけどこれがまるで自分の手柄のようにうれしいのはなんだろう。
挑発に応えて結果で返す意地のある表現者というのは実はみつけにくい。プロだとかアマだとかの分類はむしろ関係なくて、自分に厳しいものだけが到達するのがそんな事件なのだ。そんな事件に、出会えたことがただただ単純にうれしいのだろうか。応えてくれるその表現者の友情に熱くなっちゃってるのか。
はずかしい。熱い自分が。
だけど熱くなってるのは私だけじゃなかった。ピアノを弾いてくれた彼、同じステージに立った役者、客の立場で見ていた役者。達成感にくやしい感情に、いろいろ濃密に立ち込めていたあの時間と空間。それが、貴い。消えてしまうだけの時間。それだけに貴さ。
PR