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戯曲の講読、上演許可の連絡などは office白ヒ沼 までどうぞ。
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教育の現場なんだから、と、若くて未熟な役者たちなんだから、と、「パッケージで」と作りたくない。役者の立ち位置、セリフのタイミング、衣装、小道具、照明、音響、大道具、すべて既製品みたいになってるワンセットを発注して済ませたくない。学生の役者を交換可能な部品みたいに扱うのはいやだ。
2002年初演の芝居。その再演ではある。だが、だけど、「芸術学科」大学の表現としてふさわしい挑戦をするのだ。創造するのだ。発想を生むのだ。無から有を生む苦しみを苦しむのだ。舞台美術だって違うし、新しいセリフも加わって、違った上演は出来上がりつつある。役者は連日ぐるぐる苦しんでいる。苦しめ苦しめ。私だって苦しむのだ。2014年の上演は、教育現場の状況がより深刻になってる。笑いだってもっとブラックだ。
せめてもの抵抗。誰も気づかないかもしれないけれど、私は今日、私にとっての世界新にチャレンジする。だって今日私は「今日」って日を初めて経験する。今日私がやることは、世界が私のその行為に初めて出会うことになる。世界で初めてのことになる。じゃ私のやるこの試みは、つまり世界も初めて経験する世界新の試みだ。世界に誇る世界新を、失敗を恐れず私は私たちは生み出すのだ。

水は水面に波紋を作る。その水面の波紋はひとつひとつが、ちがってる。
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