戯曲の講読、上演許可の連絡などは office白ヒ沼 までどうぞ。
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私の台本を上演してくれる劇団が北海道にある。
北見。
オホーツク海に近い街。
昨年10月に「ホテル山もみじ別館」という私の書き下ろし作品を上演してくれた人たちだ。自分達が管理する稽古場を劇場にして公演までしてしまえる人たち。近所の釧路、帯広という都市の劇団と連帯して演劇祭の根拠地にもできてしまう人たち。近所っていったって本州の感覚だと県をひとつまたいでしまうくらいの距離だけど。いやいやなんといってもとはいえやはり、とてもうらやましく、そして尊敬できる活動をされていた人たち。「ホテル山もみじ別館」という作品は上演の成果もそれはそれはすばらしく、私としてはなんとかしてこの人たちにほかの土地でも再演してほしいと切に願っているところなのだ。
ところが経済的に豊かな条件ではない私たち演劇人にはよくある話だが、取り巻く状況のためにその稽古場を失ってしまうかもしれない、というニュースを聞いたのがその冬。成り行きを心配していたのだが、なんとこのたび、そのピンチを乗り切ったとおっしゃる。その記念公演、ということなのだ。稽古場は維持され、そして劇場としても動ける、ということなのだ。
その再出発の一つ目の公演に選んでもらえたというこの名誉。
私は演劇ユニット昼ノ月の二人芝居を持って、この夏、この劇場で公演を行う。ちいさな、だけどすてきなこの空間をあっためるのは、ここにつどう人、人、人。人の体温が最高にきく熱源だ。
さあ。全国どこからでも出かけてはいけないという決まりはない!
くわしくは
http://homepage.mac.com/nyaruha/bane/stage/09kmz/09kmz.html
まで。
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東山青少年活動センター 広島、東京の若者と交流しようワークショップ09.3.27.が無事に終わりました。
いやあもうたっぷりと準備されたふたり芝居が二本。地明かり、素舞台での上演、のはずなのに、いや実際そうなのだけれど、役者の立ち位置の工夫、声のちょっとした小ささ、そんなことのおかげでこんなにもニュアンスが豊かになる。……企画した側のくせに申し訳ないけれど「もうけものだったなあ」というのが率直な感想です。
ここまで稽古量を積んだ完成度の作品を見られるとは思っていなかった。いや、もちろん頑張ってくれる人たちだとは知っていたけれど、なにしろ地元を離れて初めての芝居体験をすることになる彼ら。上演中、きっと役者に負けないくらい汗をかいていたのは私です。……ほっとした。入場料の500円が謙虚な値段に感じられたお客さんは多いのじゃないだろうか。自画自賛。自画自賛しよう。プロデューサーっておもしろい仕事だなあ、と感じてしまったのだ。
……次、なにを企画しようかな。新しい才能を、世間が発見する前に発見するっていうのは実は楽しい仕事だ。すでに世間で評判になってる才能を尻馬に乗ってほめるのはたやすい。だけど見つけてくるのは骨が折れる。そうなのだ。
さて。
いろいろやっているうちに、あっという間に今度は私たちの頑張る番だ。
演劇ユニット昼ノ月「顔を見ないと忘れる」愛知公演。
愛知県芸術劇場演劇フェスティバル参加!
09年4月18日(土)13:00/16:00/19:30
19日(日)13:00/16:00
―→くわしくは昼ノ月ホームページまで。http://hirunotuki.ojaru.jp/
稽古は進行中だ。どしどし予約、待ってます!
上品芸術演劇団の公演前のせっぱつまった時期に、倉敷へ。先週末のことだ。
倉敷芸文館の建物で演劇アカデミー、三日間連続の戯曲講座だ。
集まったのは主に高校生。演劇部の顧問の先生も参加して、「書け!とにかく、最終日に『できました!』って笑おう!」というノリで始まった初日。
そして最終日が済み、京都に戻ってきた私。テーブルの目の前に、USBメモリーがひとつ。
ここに、その『できました』作品が19、はいっているのだ。プリントアウトする暇もなく、大急ぎで保存してもらったそのト書きとせりふと文章と文章と文章と文章と、……
重い。とても重いUSBなのだ。
教えるはずの私なのに逆に教わった。三日間、朝から夕方まであんなふうに20人もそろって机に向かって長時間、黙って集中しているその奇跡のような風景が、私を圧倒して、そして励ました。
おまえもできるって。やればできるって。
体験したものしかわからない風の感じ方、っていうのがある。これは、そのひとつだ。
今年にはいって初めての演劇活動、というのはなんと照明家としてのお仕事であった。なんとびっくり。
コトリ会議「彗星がみたかたまりの夢」作・演出 山本正典。
ウイングフィールドで、照明プランを引き受けて?かってでて?やったのだ。照明オペレーターは押谷裕子。70以上もあるきっかけに彼女は四苦八苦、1時間40分のお芝居を乗り切っていた。
照明機材のつりこみ図を描いて、それが想像できているような角度で光が舞台に届いてくれて、想像できているような広がりで照らしてくれる、という仕込みのあの時間帯の達成感。ううん。この感じ。向上している、というプロセスはやっぱりなにごとにも替えがたい。
「のぞみが美しいのはそれがかなえられないからなのよ」
となにかの歌詞にあった。きっと南米の貧困の中での恋愛を歌ったようなもののなかに。
しかし光というのは組み合わせ次第で舞台をまるで違うものに見せてしまうから、これはちょっとしたものだ。今回の舞台も天井のバトンに這わせたフェイクの緑の葉っぱ、ベンチ、石ころに見立てた数個の箱。そしてただ漠然と広がる黒いパネル、グレーの床。これがあてようによってはすてきなものになる。なるなあやっぱり。……感心した。自分で照らしながら。もういい。自画自賛だ。
舞台は役者のメリハリの利いた動きがスピーディーで、客席は盛り上がっていた。よし。よくやったみんな!
負けていられない。
2月、上品芸術演劇団「あたしと名乗るこの私」http://www.milmil.cc/user/jouhin/チケット発売しています。どうぞよろしく!