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戯曲の講読、上演許可の連絡などは office白ヒ沼 までどうぞ。
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塔。

愛知で戯曲賞。AAF戯曲賞というものだ。劇団八時半に所属していた役者が何本目かの台本を書いて、それが佳作を受賞した。

http://www.aac.pref.aichi.jp/sinkou/news/10th-aaf-kettei/index.html

すばらしい作品だ。私は全審査員が満場一致で圧倒的に入選する、と事前に思っていたのだが、予想は外れた。不思議ではあった。私は審査員のひとり。
とはいえ、すばらしい台本が世に出されることになるのはまことにすばらしいことだ。ここ10年でこれほど強い作品は読んだことがない、と私は審査会で講評してしまったほどの作品だ。いまならネット上で読めるらしいし、作品集は発行される予定だ。是非多くの人に読んでほしいのだ。
来年度にこの作品は上演されることになる。そのドラマドクターを引き受けることになった。台本のよさが上演に結びつくことになるかどうか、そのあたりのかんどころがまことに台本を手直しするときには難しい。
がんばるのだ。

書け、書け、と若者を励ますのがくせになっている。
どうしてだろう。新しい美しいものが生まれる喜びを彼が彼女がおぼえる、ということがきっと世界の中で権力にだって押しつぶしようがない宝だ、と思えるのは確かなのだ。
それが、きちんとこんな形で認められることが私には間違いなくうれしい。

緑の塔をかくす
 街路樹のかたまりがまるく黒い
  ねこが車のすきまを縫う

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