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広島の川

土日はまた広島にいってきた。演技のワークショップだ。
半年ぶりの広島、やっぱり待ってくれてる人がいるというのは格別の街になるのだなあ。
川だらけの街。そして橋が広い街。そして役者たちがじっと見つめる空気。稽古場の笑い。緊張。いろとりどりの演技。
お世話になりました。皆さん。
たった二日間の短い恋が終わるような夕方、車で駅まで送ってくれた受講生が川を見せてくれた。いい感じの夕方。川を自慢してるみたいでしょ。この若い男性。いいおとこです。いいおとこたちといいおんなたちがまた来月稽古場で緊張するのです。来月、広島に行くのが楽しみです。

川は、確かにこの川は、川です。
京都の鴨川はめったにない川だなあ、と思いながら過ごしている私ですが、広島のたっくさんの川、たっくさんのどっしりした石の橋、橋を渡る路面電車のゆっくりさ、……この街は確かに、めったにないなあ、と感じつつ。

吉本君
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おしきりたたいている。舞台美術を。朝から晩まで。このゴールデンウィークは私と仲間たちにとってはウッディウイークってことになってしまった。写真の通り、木屑だらけの空間で12時間はたらいております。
木は曲がる。木はしなる。計算どおりに切ってるはずなのにビスで留めるときには角っこをぐい、っとしならせてそのすきにびゅいん!とねじこむ。
木との対話だ……
というようなことを一つ一つ喜んでやってるのもこれが作品に向かっていくからだよね。
たたきは楽しい。頭が真っ白になる。木がしなる、どれくらいしなるのか、あこれくらいか、ちくしょお、ってそんなことばっかりになって。真っ白になる。
演劇ユニット昼ノ月「顔を見ないと忘れる」、また去年のとはちょっと違った味わいになりつつあります!
二日め 「やっぱりアクションは大切!投げられたら一回転くらいはくるりん、と床を転がってくれなくちゃ」といったら発表のステージでくるくるくるくる……もう次の人台詞言ってるよ、っていう頃にやっと止まってくれた張り切り高校生。

おとこたちの魂の歌を歌ってほしいんだけどいい歌ないかな、って尋ねたら「あるこー あるこー 私はー げーんきー」って歌いだしてくれた不思議なアイデアウーマン。この歌が意外と熱い演技の高揚にぴったりあって。熱かった。どうしてだ。心が汗をかくぜ ちくしょお日本海…… 

 

ワークショップ初日の夜の懇親会。二日目終わったら夜は海を見るいきな喫茶店でお茶を飲み。そして真夜中はこっそり河原風呂。露天、川べりにお湯がわいてるんだなあ……

皆さんがほんとに親切で、胃袋が苦しくなるくらい親切で、泣きました。帰りのバスの中で。親切はおいしい。やさしさは清潔な野菜の味がする。

 

スタッフの皆さん、ワークショップ参加の皆さん、ほんとにお世話になりました。

鳥取県民の妖怪好きは、こちらのともだちにはないしょにしておきます。ふふふ

 

 

 

グラス今週末、鳥取県の倉吉というところまでワークショップに出かける。

41920日、テーマはそのままずばり、「演劇を作るワークショップ」だ。

演劇を実際に作ってみよう。演劇っていったっていったいどんなものか、やり始めた人には途方もなく広い海に見えるだろう。見たこともないでこぼこした地面に見えるだろう。力が入りすぎてるのか、斜めにのれんをくぐってしまってるのか、そんなことも自分ではよくわからず、しかも自信満々でもなく、不安な道行になるだろう。

そこを、ちょっと実際に演劇の場面を一緒に作ってみて、よくみてみようよ、そして、考えてみようよ、という試みだ。

手ほどきされて楽に道を歩けるようになってしまうのはよいことだとは限らないのかもしれない。迷ったりもする。だけどいたずらに肩をぶつけ頭を打って岩だらけの道なき道を誰にも教わらずに歩いてきた感じの鈴江君としては、あんな不効率な道のりでなくてもよかったんだろうな、と今さらながら自分を笑ってしまう。

自分で歩む道のりをみつめあいっこする機会くらいになれば、それも楽しいだろう。そういう機会があればほしかったのだ、と自分のことを思いもする。

小さなワークショップの中で、奇跡のような小さな試作品ができあがることもある。それは指導者の案内で、というわけでもなく、そこで出会う人と人の、その偶然の化学変化の妙で、だ。その妙、を楽しみにして、山を越えて鈴江はいく。いくのだ。

ワークショップのあとはお楽しみ交流会ももよおされるようです。

全国の 岩だらけを歩む人たちよ、倉吉に 集結せよ!

 

 

……………………………………

 

鈴江俊郎 演劇をつくるワークショップ

 

【日時・場所】

◇4月19()

午後1時半~午後4時半

倉吉未来中心 リハーサル室

 

◇4月20()

午前9時半~午後4時半

倉吉未来中心 セミナールーム3

 

受付は30分前より開始します。 

 

【参加費】

19日のみ500

20日のみ1,000

通し1,200(但し高校生以下無料)

通しの場合、受付は前日までとさせていただきます

 

【後援】鳥取県教育委員会

 

ワークショップ後の交流会兼食事会のお知らせ

 

申込・連絡先

演劇サークルサンネンカン

メール sannenkan@yahoo.co.jp

電話 090-9411-1297(小谷)

http://sannenkan.chu.jp/pc/index.htm



突然の田園の風景。

ここは、町村合併のあげくに京都市の右京区、にあることにはなっているけれど、ここを右京区と呼ぶのは無理でしょう……といいたくなるような、山奥深い里。

そこに「山の家」という施設があるのです。

劇作家5人がそこへ出かけて、二泊三日の執筆合宿。

そうです。72時間、書きまくる。ねまくる。食べまくる。いや主には書きまくる。そういう合宿をしようぜ、という企画です。

これで二回目。劇作家協会京都支部主催の企画です。

こちらはなんと桜はまだつぼみなのです。

下界に下りたらもう散り始めている桜並木なのに、こちらでは今から咲くところ。バスでかなりの距離を走ったとはいえ、日本列島をかなり北まで登ったようなこの風景の違いは、やはり毎回びっくりです。

 

僕らは書きまくったのでした。

いやなかには悩みまくった、客観的には横になりまくってたような人もいなくはないです。が、こんな行事やってるのは日本中探してもこの5人の劇作家だけではないでしょうか。

 

山から下りるバス停で山の家の管理をしているおばさんとバスを待ってる時間はちょっと涙ぐんだ目を隠そうとしていたり、……「よかったねえ。」「よかった。」「またこようねえ。」と言い合った、そんな三日間でした。

 

どんな台本がここから生まれたのか。生まれるのか。

楽しみです。

 


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