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百年イラチカ「にちにちのともににちにちのたよりを」公演、終了。
土曜日に観劇するつもりで北陸線に乗ったら、踏切の事故が武生付近で?あったとかで列車が遅れ、見ることができず。一泊して日曜日に観劇した。昼の回。満員。
やはり毎度のことだが自分の書いた台詞が舞台の上で吐かれるのは気恥ずかしい。そりゃもう始終気恥ずかしい。ちょっと気取った台詞が来ると「うグ」と声が出そうになる。だめ。こらえる。客席で奇声を発したら迷惑だ。
ちょっと気取った台詞がその線でちょっとだけ強く気取った調子で吐かれると恥ずかしさは打撃に変わる。自己嫌悪の打撃。なんだその台詞。おまえはなんちゅう恥ずかしい台詞を書くのだ鈴江よはいすいませんもうほんとにごめんなさい。
いや。それはもう上演する人たちがいかにがんばっても、上手にされても、私という劇作家は客席で猫のように丸くなって閉じこもったりかっ、と目見開いたりぴょんと飛び上がったり手に汗握ったり……をしたくてしたくてしそうになって困り果て。大変でした。上演時間の一時間半。

懸命にがんばって演じてくださってました。立体化していた。舞台からあふれおちそうになってくる役者。小道具。場面転換の間の音楽はミスマッチにユーモラスで皮肉で。照明はいい感じに薄暗い場面とのメリハリが光り。
小気味よい会話が実現している場面では特に手に汗を握った。やった。やった。快感。俺っておんもしろい台詞書くよねえ。って病気か鈴江。

旅は楽しい。自分の書いた台詞を上演してくださる人がいる、というこの幸せ。かみしめつつ、帰りのサンダーバードは窓の外で琵琶湖が光ってた。ああ。お芝居をしている。ってことは、いい感じ。

写真は稽古中のもの。
膨大な稽古、稽古、稽古の時間が風になって消えていく、それが演劇だ。せつない。琵琶湖はせつなそうに光ってた。


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